ストレスチェック導入1か月の実数|3SMILE

ナナトリ編集部が、ナナトリを運営する株式会社SECRET MEDICINE 代表取締役 吉村 貴成の知見をもとに作成しました。関連会社(株式会社3SMILE・介護と看護の事業所)で採用と定着に向き合ってきた経営者の立場からの記事です。制度の記述は厚生労働省などの一次資料で確かめています(確認日 2026-10-26)。
ナナトリ担当の初瀬川 凌大(はり師・きゅう師/あん摩マッサージ指圧師)が、生活習慣とストレスの視点から内容を確認しています。
関連会社の株式会社3SMILE(介護・看護の事業所・別法人)で、LINEで答えるストレスチェックと職場アンケート「ナナトリ」の今の版を使い始めて、1か月がたちました。2026年10月26日時点で、LINEで登録した社員は95人。最初の全問の回は、締め切った82人のうち41人が最後まで答えました。この記事では、うまくいった数字も、止まった所も、本番の集計からそのまま出します。導入を考えている会社が、始める前に知っておけることを並べました。
この記事の数字とは、ナナトリの本番のデータベースから2026年10月26日10時に読み出した、3SMILEの会社全体の集計です。管理者の画面に出る数字と同じ作り方で、社員の名前・個人の答え・57問の個人の結果は含みません。施設ごとの数字と、ハラスメントや高ストレスの割合は、人数が少なく答えた人が特定されるおそれがあるため出していません。
どんな会社で、いつ始めたか
3SMILEは、大阪府八尾市などで介護・看護の事業所を運営しています。2022年12月から旧版のナナトリを使っていて、2026年9月に今の版へ切り替えました(入社・退職の記録は9月22日から)。部署は「本部と4つの施設」で、ナナトリの中では5つの部署に分けています。会社の管理者は2人です。
| 項目 | 数字(2026年10月26日時点) |
|---|---|
| LINEで登録した社員 | 95人 |
| 任意の職場アンケートに答えることに同意した人 | 68人(95人中・約72%) |
| 入社1年未満の人 | 52人 |
| 年代(10人以上の区分) | 〜20代 19人・30代 27人・40代 30人(ほかの区分はまとめて19人) |
| 住まい(10人以上の区分) | 八尾市 27人・大阪市 11人(ほかはまとめて50人) |
| 入社のきっかけ(10人以上の区分) | SNS 15人・Indeed 13人(未回答 18人) |
入社1年未満の人が半分を超えています(1〜3年は25人)。今の版で入社・退職の記録を始めたのは9月22日なので、どの求人の入口から来た人が続いているかは、この記事ではまだ出していません。

最初の全問の回:半分が最後まで答えた
最初の回は、国の57問に、体調・職場・関わり方・ハラスメント・家族ケアの問いを足した全問の回です。登録した人から順に、9月23日から10月6日にかけて届きました。答える期間を締め切った82人のうち、最後まで答えたのは41人です。国の57問の確定は49件ありますが、集計の範囲が違うので、41人との差を「任意の問いで止まった人数」には使いません。
全問は約20分かかります(国の57問だけなら約7分)。途中で保存できます。3か月ごとの短い回は約5分です。2回目からの答え方が変わるかは、まだ確かめていません。

2回の催促のあと:42件が「声をかける候補」に
ナナトリの催促は2回までです。それでも答えていない人は、管理者の画面に「声をかける候補」として出ます。10月26日時点で42件ありました。理由の内訳は、「未回答(催促2回)」が29件、「57問を含む回が未回答(催促2回)」が12件、ほかが1件です。答えないことを理由に不利な扱いはしませんし、画面にもそう書いています。
この一覧は、催促をLINEで何度も送る代わりに、管理者が現場で一言かけるためのものです。名前で一覧に出るのは、任意の職場アンケートの答えを管理者が見られる仕組みだからです(国の57問の個人の結果は、管理者には見えません)。

57問の結果を会社と共有したのは、49件のうち2件
国の57問の個人の結果は、本人と実施者だけが見ます。会社に出るのは、本人が結果を見たあとに共有を選んだ回と、医師の面接指導を申し出た回の判定だけです。3SMILEでは、57問の確定49件のうち、本人の同意で共有されたのは2件でした。医師の面接指導の申し出による共有は0件です。
会社の側から見ると、57問の個人の結果を頼りに声をかける段取りは組めない、ということです。声をかけるきっかけは、任意の職場アンケートの答えと、未回答の一覧になります。見える範囲のくわしい線引きは結果は会社に見られる?の記事にまとめています。

使い始めてから気づいた所:部署が決まっていない11人と、管理者のLINE
1か月で止まった所は2つです。どちらも、配信の前に決めておける所です。
- 部署が決まっていない社員が11人。登録は社員が自分でLINEから行いますが、部署の割り当ては会社の管理者の仕事です。部署が空のままだと、部署ごとの集計に入りません。名簿と登録の突き合わせを、初回の配信より前に済ませておくべきでした。
- 管理者のLINEの連携。面談候補の人数や会議の前日の知らせは、管理者のLINEに届きます。管理者のLINEの連携が済まないまま使い始め、10月26日時点で「LINE未連携で止まっている知らせ」が40件ありました。管理者の登録は、社員より先に済ませておきます。

点数は、本番の答えから作り直して照合した396件で、食い違いは0件でした。止まった所は、部署未定と管理者のLINEの連携でした。
まだ言えないこと
離職率が下がったかどうかは、まだ分かりません。今の版で入社・退職の記録を始めたのが9月22日なので、12か月の離職率を出すには期間が足りないからです。ナナトリの会議用のまとめも、記録の期間が足りないうちは離職率を出しません。成果の数字が出たら、導入事例のページでお知らせします。
50人未満の会社が始めるときに先に決めることは50人未満のストレスチェックの記事、9つの言葉での答え方は韓国語など9言語の記事にあります。
出典・数字の出どころ(確認日 2026-10-26)
- ナナトリ本番の集計(株式会社3SMILE・会社全体・2026年10月26日10時26分に読み出し。社員の名前・個人の答えは含まない)
- 厚生労働省「ストレスチェック制度について」 https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/index.html

よくある質問
3SMILEは、ナナトリを運営する会社とどういう関係ですか?
株式会社3SMILEは、ナナトリを運営する株式会社SECRET MEDICINEの関連会社で、別の法人です。介護・看護の事業所を運営しています。2022年12月から旧版を使い、2026年9月に今の版へ切り替えました。
最初の全問の回は、どのくらいの人が答えましたか?
締め切った82人のうち41人が最後まで答えました(2026年10月26日時点)。登録が遅かった8人は、まだ回答の期間中です。国の57問の確定は49件ですが、集計の範囲が違うため、41人と比べて差を読むことはしていません。
答えなかった人は、どうなりますか?
催促は2回までです。そのあとも答えていない人は、責める対象ではなく「声をかける候補」として管理者の画面に出ます。10月26日時点の声をかける候補は42件でした。答えないことを理由に不利な扱いはしません。
57問の結果を、会社と共有した人はいますか?
国の57問の確定49件のうち、本人の同意で結果を会社と共有したのは2件でした。医師の面接指導の申し出による共有は0件です。共有するかどうかは、本人が結果を見たあとに選びます。
離職率は下がりましたか?
まだ分かりません。今の版で入社・退職の記録を始めたのが2026年9月22日なので、12か月の離職率を出すには期間が足りません。数字が出たら、導入事例のページでお知らせします。
ハラスメントや高ストレスの割合は、公開しないのですか?
この記事では出していません。部署の人数に差があり、人数の少ない部署では1人分の答えで割合が大きく変わるうえ、答えた社員が推測されるおそれもあるからです。
この記事のまとめ
- 3SMILE(関連会社・別法人)では、2026年10月26日時点でLINEで登録した社員が95人。最初の全問の回は、締め切った82人のうち41人が最後まで答えた。
- 声をかける候補は42件。57問の確定49件のうち、本人の同意で会社と共有したのは2件、面接指導の申し出による共有は0件。
- 使い始めてから気づいたのは、部署が決まっていない社員11人と、管理者のLINEの連携。どちらも配信の前に決めておける。離職率などの成果の数字は、まだ出ていない。


